経営者こそ、自然の音を聴いてほしい ― 忙しい日々の中で心を整える時間 ―


いつものように孫たちと一緒に教会に行きました。

礼拝のあと、帰り道で公園に立ち寄り、孫たちと少し遊んできました。

木々や風を感じながら過ごしていると、自然のすごさを改めて感じます。

 

これまで山や川の近くで過ごす中で、自然がまるで音楽のように感じられた瞬間が何度かありました。

 

自然の音に耳を澄ませてみると、そこには人間が作ったものとは違う、不思議な調和があることに気づきます。

自然は、さまざまな音で私たちに語りかけてきます。


1.鳥の合唱 ― 朝の音楽

 

早朝、山に行くと不思議な瞬間があります。

 

夜が明け始めると、それまで静かだった森が、まるで目を覚ますように動き出します。

最初に聞こえてくるのは、どこか遠くの一羽の鳥の声。

それに応えるように、別の鳥が鳴きます。

そしてまた別の鳥が。

 

気がつくと、森全体が小さな声で満ちていきます。

 

ウグイスの「ホーホケキョ」。

シジュウカラの澄んだ声。

遠くでヒバリが空に向かって歌う声。

 

人間の音楽のように指揮者はいません。

楽譜もありません。

 

それでもそこには、不思議な調和があります。

 

昼頃になると、また別の鳥たちが声を上げ始めます。

 

カッコウの「カッコー」という声。

ヒヨドリのにぎやかな声。

 

朝とはまた違う、自然の音楽が流れ始めます。


2. 風の音 ― 見えない楽器

 

風には、不思議な力があります。

 

山の中で立っていると、葉が揺れ、草がささやき、木々が小さくざわめきます。

同じ風でも、竹林では違う音になり、森ではまた違う音になります。

 

まるで、自然がいくつもの楽器を持っているようです。

葉は弦楽器のように震え、竹は笛のように鳴り、草は小さな打楽器のように音を立てます。

 

しかし、その音を生み出している風は目には見えません。

 

風の音を聞いていると、自然の見えない働きについて考えさせられます。


3. 水の音 ― 川と祈り

 

川の音には、人の心を静かにする力があります。

 

流れの速いところでは、水が石に当たって白く泡立ちます。

少し下流に行くと、水はゆっくりと流れ、穏やかな音になります。

同じ川でも、場所によって音が違います。

 

その音を聞いていると、人の人生のようにも感じます。

 

急いで流れる時期もあれば、静かに流れる時期もある。

けれど、水は決して止まりません。

 

静かに、しかし確かに流れている平安。

 

そんなものを感じることがあります。


4. 夜の音 ― 沈黙という音楽

 

夜の自然には、昼とは違う音があります。

 

虫の声。

遠くのフクロウの声。

風の小さな響き。

 

しかし、夜の自然で一番印象的なのは、静けさです。

 

街の音が消え、人の声も消えると、自然は深い沈黙に包まれます。

この沈黙の中にいると、不思議と心が整ってきます。

 

自然の夜の静けさは、もしかすると沈黙という音楽なのかもしれません。


経営者こそ、自然の音を

 

経営者や支援者の仕事は、日々判断の連続です。

忙しさの中で、気づかないうちに心が張り詰めてしまうこともあります。

 

そんなとき、少しだけ自然の音に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。

 

鳥の声。

風の音。

川の流れ。

そして夜の静けさ。

 

そこには、人間が作ったものとは違う、大きな調和があります。

 

自然の音に耳を澄ませる時間は、私たちを本来の自分へと静かに戻してくれるのかもしれません。