ニューノーマル時代の新規開拓営業

皆さま、こんにちは、そして、こんばんは。

コンサルティングオフィス エル・アール・エー 代表、中小企業診断士の菅野です。

 

このコーナーでは、売上高1億~5億円の企業が、収益を10%アップさせ、キャッシュフローを10%増やし、健全性を高めるための予実管理の視点についてお伝えしています。

 

さて、今日のテーマは、「ニューノーマル時代の新規開拓営業」です。

ぜひ、お付き合いください。

 

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先日、新規開拓営業についてセミナーを行いました。

 

内容は、次の3つです。

  1. 新しい営業様式…ニューノーマル時代の「お客様」の増やし方!
  2. 小規模だからできる!…戦わない、競わない「新市場」の創り方!
  3. 内気なタイプこそ営業向き?…逆転発想「営業スキル強化法」!

それぞれ、少しだけ解説させて頂きますと、1番目の「新しい営業様式…ニューノーマル時代の『お客様』の増やし方!」については、リアルの紹介営業に加えて、デジタルマーケティングとリモート営業についてご紹介いたしました。

 

2番目の「小規模だからできる!…戦わない、競わない『新市場』の創り方!」については、競争に巻き込まれずに新市場を開拓する方法について、セミナー受講者の皆さんと一緒に考えてみました。

 

そして、3番目の「内気なタイプこそ営業向き?…逆転発想『営業スキル強化法』!」では、チャレンジャー・セールスモデル「営業の5つのタイプ」を参考にしつつ、自らのタイプを見極め、最も関係性を築きやすい新たな市場を構築するポイントについて、セミナー受講者の皆さんと一緒に考えてみました。

 

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さて、キャッシュフローを10%改善するためには、まずは売上計画の達成が必要になります。

※営業部門では付加価値を増やすための売上目標をKPIとするのが一般的かもしれません。

※そして、管理部門では変動費や固定費に目を向け、さらには、運転資金や資金繰りに目を向け、キャッシュフローを改善していくことが必要になります。

 

そう考えますと、出発点は「売上計画」となります。

「売上計画」を達成するには、売上を上げるための「営業活動」が必要になります。

 

売上計画を達成させるための営業活動は、「誰に」、「何を」、「どのように」という視点で、今までとは違うやり方を考え、仮説・検証を繰り返しながらも、実践・行動して成果を生んでいくことが求められますね。

 

もちろん、計画作成段階では、市場調査や商品調査など、根拠となる数値データが必要です。

でも、そのデータの基礎となるのは、「ヒトの意識や行動の結果」だということを忘れるわけにはいきません。

 

商売はヒトを相手にするものです。

 

なので、ヒトに対する先入観や意見はこっちにおいといて、まずは、「事実(ファクト)」をつかむ必要があります。

 

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話は変わりますが、皆さんは、「不易流行」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

「不易流行」は江戸中期の俳人「松尾芭蕉」の俳諧理念から来ています。

 

芭蕉の俳諧理念とは「俳句の趣向や表現に目新しさがないのが不易、そして、その時々、その場所場所で、人の好みによって斬新さを発揮したものを流行」と説くものですね。

 

仮説として、ヒトは「変わらない部分」と「変わる部分」を併せ持っていると考えてみます。

 

そうしますと、売上向上を達成するには、「変わらない部分」にだけフォーカスすると、行き詰ります。また、「変わる部分」だけにフォーカスしてしまうと、市場を漂う結果になりがちです。

 

「変わらない部分」を理解したうえで、「変わる部分」に適応する・・・ウィズコロナ、アフターコロナのニューノーマル時代はより難易度が増したかもしれませんね。

 

では、具体的にどうすればいいのか・・・このことについては、シリーズでお伝えしていきたいと思います!

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。