★経営改善計画の作成支援


1.経営改善計画について


「経営改善計画」が、創業や経営革新などの「事業計画書」と異なるのは、「選択と集中」の戦略をより前面に出すことがあげられます。

 

経営改善計画では、既存事業の「効率性」や「採算性」などを改善するため、どのような具体策を講じるかを「アクションプラン」にまとめ、「収支計画」を策定していきます。

 

そして、その結果、「資金繰り」が改善し、「キャッシュフロー」がプラスになることが求められます。

 

 

経営改善計画書を策定するためには、まず、財務調査(財務デューデリジェンス)、事業調査(事業デューデリジェンス)を実施します。

 

一般論で恐縮ですが、財務調査(財務デューデリジェンス)では、以下の項目について調査をします。(個社それぞれの事情に応じて、異なる場合があります。)

  1.  調査概要( 調査対象、 調査目的、調査範囲、調査手続、調査基準日、財務諸表の監査の有無、調査日程、金額表示単位)
  2. 調査結果要約(窮境の状況、窮境の原因、収益力、税務の状況、調査基準日後の状況、窮境要因の除去可能性)
  3. 対象事業所の概況(沿革、事業内容、組織図、役員の状況、従業員の状況、事業所の状況、会計処理基準)
  4. 損益の状況(過去10年間の損益の推移、過去3年間の損益の分析、過去3年間の売上高の分析、過去3年間の売上原価の分析、過去3年間の経費の分析、その他の分析 )
  5. 財産の状況(実態貸借対照表、過去3年間の貸借対照表の分析、現金預金、売上債権、棚卸資産、その他流動資産、有形固定資産、無形固定資産、不動産明細その他固定資産買掛金その他流動資産借入金担保提供の状況 その他の項目

また、事業調査(事業デューデリジェンス)では、以下の項目について調査をします。(個社それぞれの事情に応じて、異なる場合があります。)

  1. 調査の概要 (調査対象会社、調査目的、調査範囲、調査手続、調査基準日、調査日程、金額表示単位)
  2. 事業の概況(事業所概要、経緯、ビジネスモデル俯瞰図)
  3. 発見事項の要約(過年度の損益状況及び窮境原因、事業調査結果の要約(外部・内部環境分析要約、SWOT分析)、窮境原因の除去可能性と事業計画立案上の課題)
  4. 発見事項(市場環境分析、主要得意先の需給見通し、売上高分析、主要比率分析(部門別)、他)
  5. その他の分析(競争環境分析、損益計算書3期間推移、進行期の状況、売上原価分析、人件費分析、その他の経費分析、設備投資、修繕の状況、他)

 

これらの調査を経て、事業所の実態、窮境要因、窮境要因の除去可能性を明らかにし、経営改善計画を策定していきます。経営改善計画は、以下の項目について記載されます。

  1. 事業所概要(事業所概要、事業所集団の状況、ビジネスモデル俯瞰図、財産の状況、損益の状況、窮境要因等)
  2. 進行期状況(収支状況の見込み、部門別・月別売上高の推移等)
  3. 計画策定の前提(外部環境対応シナリオ、SWOTクロス分析等)
  4. アクションプラン(経営課題、アクションプラン、実施スケジュール、計数計画等)
  5. 3~5ヶ年計画の内訳(売上計画、売上原価計画、経費計画、PL計画、BS計画、CF計画、資金繰り計画、借入返済計画、金融支援依頼、モニタリング計画等) 

経営改善計画は、「われわれはこういう会社ですが、今こういう状況にあり、経営が非常に厳しくなっています。しかし、今後は(中長期的に)こうしていきたいと考えており、こういう見通しを立てています。具体的にはこういう風にやっていこうと考えていますので、『返済条件を変更させてください』」という依頼の要素もあります。

 

いずれにしても、認定支援機関や金融機関の支援を受けながら「経営改善」を進めた結果、経営が「正常化」した事例は実にたくさんあります。

 

これだけ変化が激しい経済・社会環境で事業を行っていますから、一時的に業績が悪化することは、ある意味致し方ないかもしれません。

 

しかしながら、できる限り短期間で窮境を脱するのが得策です。

 

そのために、経営改善計画を策定し、自社のリソースの選択と集中を進める等して、具体的なアクションを起こすことが必要になるわけです。

 


2.経営改善計画策定にあたって


ー 資料のご準備とインタビューのご準備をお願いいたします ー


 

■ ご準備いただきたい資料について → 業種や規模によりますが、ご準備いただくのは、以下のような資料です。


 

■全般的な資料  
  1.会社案内・パンフレット 直近期分
   2.履歴事項全部証明書  
  3.その他  
■事業に関する資料  
  1.事業の概要がわかる資料 直近期分
  2.業務内容がわかる資料 直近期分
 

3.製品・顧客別管理資料

直近期分
  4.労務管理等に関する資料 直近期分
   5 .中・長期事業計画書 直近期分
   6 .1年月次計画と実績の比較分析表 直近期分
   7 .その他  
■財務・経理に関する資料  
  1.決算書 直近 10 期分
  2.税務申告書 直近 5 期分
  3.勘定科目内訳書 直近 5 期分
  4.総勘定元帳、補助元帳 直近3期分
  5.月次試算表 直近期分
  6.月次資金繰り実績表と資金繰り見込表 直近期分
  7.借入金返済予定表 直近期分
  8.担保差入資産一覧 直近期分
  9.固定資産納税通知書 直近期分
  10 . その他  

■ インタビューさせて頂きたい項目について → 初回訪問の折、以下のような項目をインタビューさせて頂きます。


1. 会社概要について
2. ビジネスモデルについて
3. 経営者として重視している指標について
4. 現状に至った経緯、認識している窮境原因について
5. 認識している経営課題について
6. これまで実行してきた施策について
7. 各部門等のキーパーソン、中心人物の有無、組織について     
8. 足元の資金繰りについて
9. 金融機関との取引状況について
10. 現状考えている経営改善の方向性について