防災の日

皆さま、こんにちは、そして、こんばんは。

 

コンサルティングオフィス エル・アール・エー 代表、中小企業診断士の菅野です。

 

今日のテーマは、「防災の日」です。

 

ぜひ、お付き合いください。


今日9月1日は「防災の日」です。

 

防災の日は、1960年(昭和35年)に、内閣の閣議了解により制定されました。

 

9月1日の日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものです。

 

また、例年8月31日 - 9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められています。

 

さて、参考までに、下記に明治時代以降の水害、感染症の発生状況を記しています。

 

最近では、自然災害が多いのは、地球温暖化の影響だとか(対策は重要なことですが)、工業化が進んだせいだとか言われることがありますが、歴史を振り返ると、災害は近年急激に増加したものではなく、過去から継続して発生していたことが分かります。

 

さて、参考までに、下記に明治時代以降の水害、感染症の発生状況を記します。


<水害の歴史:明治時代以降(概算)>

 

・明治時代17回

・大正時代9回

・昭和時代48回

・平成時代14回


<感染症の歴史:明治時代以降>

 

・明治12年:コレラ史上最大級の流行始まる、死亡者10万5786人。

・明治18年:天然痘、この年以降3年間、明治時代最初の大流行。

・明治19年:腸チフス明治時代最大の流行、6万6000人余に感染。

・明治29年:赤痢による死亡率最高を示す。

・明治32年:ペスト、国内で初の大流行。

・明治41年:天然痘関西を中心にまん延。

・大正  7年:スペインかぜ、世界的大流行(パンデミック)の大波が押し寄せた。国内死亡者39万人

・昭和  6年:インフルエンザ全国にまん延 

・昭和10年:日本脳炎、関西から関東へ侵入大流行となる。

・昭和32年:アジアかぜ、戦後最大のインフルエンザの流行。

・昭和37年:A2型インフルエンザ大流行。

・昭和40年:インフルエンザ大流行、3月25万人が発症しピークに。

・昭和43年:新型インフルエンザ香港かぜ、足かけ3年間に渡り中程度の流行。

・昭和58年:朝日新聞、エイズの疑いのある血友病患者の死亡報道。

・平成21年:新型インフルエンザ北米で流行し欧州、アジアへ。


毎年毎年、嫌というほど様々な災害が発生しますね。

 

その度多くの人が被災して苦しい思いをするのを目の当たりにしますと、何とか苦しみが取り除かれるように祈るばかりですが、一方で「事前の備え」の重要性を感じます。

 

事前の備えは、BCP(事業継続計画)を策定することが大切かもしれません。

 

いざという時、従業員や家族、お客様や関係者の人命を守るとともに、災害により被る損害を最小限に抑えることにつながるからです。

 

※BCP策定について弊所では、郡山商工会議所様のご協力のもと、you tube にてBCPセミナーを開催いたしました。よろしければ、ご確認ください。




2011年、東日本大震災を経験し、身近なところで多くの命が失われたり、多くの人が困難に直面する姿を目の当たりにいたしました。

 

また、多くの方々の復興に係る活動・・・災害が人間の力で防ぎようのないものであるならば、災害が起きても家族・従業員の命を守る、或いは事業継続を果たして地域社会の困窮を防ぐために貢献する姿があり・・・事業家の使命感といいましょうか、そんなことを感じた次第です。

 

今日はここまでとさせていただきます。

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。