皆さま、こんにちは、そして、こんばんは。
中小企業診断士の菅野です。
今日のテーマは、「クリスマス」です。
ぜひ、お付き合いください。
皆さまは、クリスマスと言えば何を思い浮かべますか?
家族と過ごした幼少期の思い出・・・例えば、家族でクリスマスケーキを囲む団らんのシーン、朝起きたら枕元に置いてあったサンタクロースからのプレゼントに喜んだことなど、幼い頃の自分を思い出すのではないでしょうか。
また、青年期では、仲間たちとのクリスマスパーティーや、恋人と2人で過ごしたクリスマスイブなど、たくさんの思い出があるかもしれませんね。
そして、子育て期では、クリスマスプレゼントに頬を紅潮させながら歓喜するわが子の姿を見て、親としての喜びを感じた経験があるという方も少なくないのではないでしょうか。
クリスマスは、キリストの降誕の日とされています。
キリスト教や聖書には、イエスが生まれた日が12月25日だとの明確な記述はありません。そのため、生まれた日ではなく、生誕を祝う日なのです。
クリスマスを祝う習慣は、紀元400年頃(ローマ帝国にキリスト教が浸透した時期)から行われるようになったとされ、クリスマスツリーを囲み、プレゼントの交換などをして喜びを分かち合うようになったそうです。※日本には宣教師フロイスによって1565年(永禄8年)頃、京都に伝えられたとされています。
話しは変わりますが、日本のクリスマスにおける経済効果は約7,000億円あるとのこと・・・要因は、クリスマスイルミネーション、クリスマスツリーやクリスマス飾り、クリスマスプレゼント、ディナー、宿泊旅行などで、クリスマスを大々的に祝い楽しむ習慣が定着しているといえるでしょう。
株式会社インテージは、クリスマスシーズンを前に、全国の15歳から79歳の男女(2,101人)を対象に「コロナ禍で過ごすクリスマス意識と行動について調査したようです。※2021年12月13日に調査結果を公開しています。調査結果はこちら
調査結果では、クリスマス関連で使う金額は、コロナ前の2019年は21,987円、2020年は16,621円と約5,000円程度大きくダウンしたものの、今年の予算は21,331円と約4,700円の大幅アップ。推定市場規模は2兆816億円と前年比128.3%の大幅増を予測しています。
調査結果に対するコメントでは、
・・・使い方へ目を向けると、「家族や自分へのプレゼント」や「自宅でのクリスマスパーティ」といった「家族・家庭」をキーワードとしたシーンが浮かんできます。・・・(中略)・・・コロナ不安で抑制していた欲求を解放するのではなく、自分にとって本当に大切にすべきものを再認識してより豊かな時間を過ごしたい、そうした想いを映したクリスマスになるのでは・・・
と書かれています。
ちなみに、欧米などキリスト教の国では、友人や恋人と過ごすというよりは、家族が揃って食卓を囲むというのがメインの過ごし方です。
キリスト教では、食事を共にするという行為を重視します。
なぜなら、食事をするということ、そしてみんなで食卓を囲むということの喜び、これが、もっともわかりやすい愛の形のひとつであり、与えられた「いのち」を見つめ、生かされていることに感謝する良い機会として捉えることができるからだと思います。
クリスマスは、大きな経済効果が期待されるイベントとして位置づけられることが少なくありません。
その一方で、「クリスマスの経済的な価値」にとどまらず、人々が持つ「クリスマスの本質的な価値」について考える機会とするのもよいかもしれません。
その結果、「顧客価値」の創出に結びつく「気づき」や「ヒント」を得られたり、より価値観を重視した商品・サービスの開発に役立つことも期待できるのではないでしょうか。
今日はここまでにさせて頂きます。
皆々様が「最高のクリスマス」を過ごせるよう、祈っています。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。